犬が耳をかく原因には、外耳炎、耳ダニなどの寄生虫、アレルギー、異物などがあります。外耳炎では耳のかゆみや痛みのほか、赤み、腫れ、悪臭、耳垢の増加などが見られることがあります。原因が一つとは限らないため、行動と耳の状態を合わせて確認することが大切です。
動物病院では、発症時期、かゆみの程度、耳垢やにおいの変化、最近の生活や予防薬の状況などが診断の参考になります。写真や記録があると説明しやすくなります。
犬が耳をかく主な原因
耳をかく症状から考えられる代表的な原因を確認します。
外耳炎
外耳道の皮膚に炎症が起こる病気で、耳のかゆみ、痛み、赤み、腫れ、悪臭、耳垢の増加などが見られることがあります。
耳ダニなどの寄生虫
ミミヒゼンダニなどが耳に寄生すると強いかゆみを起こすことがあります。黒から茶褐色の耳垢が見られる場合もあります。
アレルギー
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどが背景にあり、耳以外にもかゆみや皮膚症状が出ることがあります。
異物や物理的刺激
散歩中に植物の種などが耳に入り、刺激によって炎症が起こることがあります。
外耳炎は原因に応じた治療が必要です。耳をかくという症状だけで原因を決めつけないようにしましょう。
動物病院で伝えたい症状と経過
診察前に情報を整理しておくと、症状を伝えやすくなります。
発症した時期
いつから耳をかき始めたのか、急に始まったのか徐々に増えたのかを伝えます。
耳をかく頻度
一日に何度もかくのか、夜間もかゆがるのかなど、普段との違いを伝えます。
耳垢やにおいの変化
耳垢の量・色、普段と違うにおいがあるかなどを伝えます。
ほかの皮膚症状
足先、顔、脇などにもかゆみや赤みがある場合は、あわせて伝えます。
写真を残しておく
症状が日によって変化する場合は、耳の状態を撮影しておくと診察時の説明に役立ちます。
診察時に確認してもらいたいポイント
耳をかく原因を調べるため、耳の状態を詳しく確認してもらいます。
耳の赤みや腫れ
耳介や外耳道の炎症の程度を確認します。
耳垢の状態
耳垢の量や色、性状などを確認し、必要に応じて検査を行います。
微生物や寄生虫
耳垢などを調べ、細菌やマラセチア、耳ダニなどが関係していないか確認することがあります。
基礎疾患の可能性
アレルギーなどが背景にある場合は、耳以外の皮膚症状やこれまでの経過も含めて確認します。
獣医師へ伝える情報
- 発症時期
- 耳をかく頻度
- 耳垢の変化
- におい
- 耳以外の症状
- 予防薬・治療歴
まとめ|耳をかく原因を調べるため情報を整理する
犬が耳をかく原因はさまざまで、外耳炎、寄生虫、アレルギー、異物などが考えられます。
症状の場所を確認する
片耳か両耳か、耳以外にも症状があるか確認します。
耳垢とにおいを記録する
普段との違いが分かるよう、量・色・においを確認します。
生活や予防状況を伝える
散歩環境、食事、シャンプー、寄生虫予防薬などの情報を整理します。
診察で原因を確認する
診察前チェック
- 発症時期
- かゆみの程度
- 耳垢
- におい
- 皮膚症状
- 治療・予防歴
強いかゆみや痛み、赤み、悪臭、耳垢の増加などがある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

