犬と暮らす家計簿の作り方|毎月いくら確保すれば安心?

犬と暮らす家計簿の作り方|毎月いくら確保すれば安心?

犬と暮らす家計簿では、毎月支払うフード代や日用品費だけでなく、年に数回かかる健康管理費や、突然発生する医療費なども分けて管理することが大切です。

「毎月いくら確保すれば安心か」は一律には決められませんが、参考としてアニコム損害保険の「家庭どうぶつ白書2025」では、2024年の犬1頭あたり年間支出平均は414,159円でした。単純に12か月で割ると月約34,500円です。ただし、同社のペット保険契約者を対象にした調査で、犬の平均年齢は5.8歳です。犬の体格・年齢・健康状態・利用サービスによって支出は変わるため、この数字をそのまま必要額とせず、自宅の支出を積み上げて予算を決めましょう。

犬の家計簿は「毎月・年間・臨時」の3つに分ける

家計簿を作る最初の作業は、支出を発生するタイミングごとに分けることです。月額だけを見るより、年間で必要なお金を把握しやすくなります。

毎月発生しやすい費用を固定枠にする

毎月または高い頻度で購入するものは、月予算の基本枠に入れます。

  • ドッグフード・おやつ
  • ペットシーツなどの日用品
  • 定期的に使うケア用品
  • 加入している場合のペット保険料
  • 定期利用する場合のトリミングなど

食事量や商品の価格、サービス利用頻度で金額は変わります。まずは実際の購入額を記録して、自宅の固定枠を作ります。

年に数回の費用は12か月で割って積み立てる

毎月支払わない費用も、年間では家計負担になります。年間予定額を月割りしておくと、支払月だけ予算が膨らみにくくなります。

区分家計簿での扱い
毎月フード、日用品月予算に入れる
年間・定期健康管理、定期ケア年間予定額÷12で積立
臨時病気・ケガ、用品の故障別の予備費として確保

表のように支払い時期を分けると、「通常月はいくら必要か」と「別に備える金額」を混同しにくくなります。

突然の医療費は通常予算と別枠にする

病気やケガの診療費は、病院、地域、検査内容、治療内容、体重、重症度、入院の有無などで大きく変わります。固定額を決めて「これだけあれば十分」とは言えません。

【医療費は予測し切れない支出です】

通常の月予算とは別に予備費を持つ、ペット保険の条件を比較するなど、家計に合う備え方を検討してください。

犬専用の費目を作って支出を見える化する

人の食費や日用品と混ぜて記録すると、犬にいくら使ったか分かりにくくなります。

家計簿に作りたい費目
  • 食費
  • 日用品費
  • 健康・医療費
  • ケア費
  • 保険料
  • サービス費
  • 臨時費

最初は大きな分類で十分です。記録を続けてから、必要な項目だけ細分化すると管理しやすくなります。

毎月確保する金額は年間予算から逆算する

平均値をそのまま月予算にするのではなく、家庭ごとの年間予定額を積み上げ、12か月へ割り戻して考えます。

年間支出の調査値は参考線として見る

2024年のアニコム損保調査では、犬1頭あたりの年間支出平均は414,159円でした。内訳には、病気やケガの治療費80,371円、フード・おやつ82,747円、シャンプー・カット・トリミング料52,353円、ペット保険料46,354円などが含まれています。

ただし、これは同社のペット保険契約者を対象にしたアンケートの平均です。利用していないサービスまで自宅の予算に入れる必要はなく、逆に自宅特有の支出があれば追加します。

参考:アニコム損害保険「家庭どうぶつ白書2025」ペットにかける年間支出調査。2024年1月1日~12月31日に犬1頭へ支出した費用について、同社のペット保険契約者を対象にしたアンケート。有効回答数4,137人のうち犬の回答数は1,481頭、犬1頭あたりの年間支出平均は414,159円。全家庭にそのまま当てはまる標準額ではありません。

必要な支出だけを積み上げる

自宅の年間予算は、実際に必要な項目から作ります。

  1. フードと日用品の月額を12倍する
  2. 年間で予定している健康管理費を加える
  3. トリミングやホテルなど利用予定のサービス費を加える
  4. 保険へ加入している場合は保険料を加える
  5. 臨時支出への予備費を別枠で考える

すでに犬と暮らしている場合は、過去6か月~1年の実績から作ると現実に近い予算になります。

仮の家計で月予算をシミュレーションする

計算方法を確認するため、年間の通常費・定期費を36万円と仮定した家庭で考えます。

計算例

年間予定額360,000円 ÷ 12か月 = 月30,000円

さらに、予測しにくい医療費などの予備費は別枠で準備します。

36万円は標準額ではなく計算例です。実際には自宅で選ぶフード、犬の体格、健康状態、利用サービスから算出してください。

「安心」は毎月払える額と予備費の両方で考える

通常月の支出を払えるだけでは、急な出費が重なったときに家計が苦しくなることがあります。

【月予算を決める判断材料】

  • 通常月の支出を継続できるか
  • 年間の定期費を積み立てられるか
  • 臨時支出へ回せる資金があるか
  • 収入が減った月でも飼育を続けられるか

「平均より多い・少ない」ではなく、自宅の支出と家計余力の両方で判断することが重要です。

準備品と犬ごとの違いを家計簿へ反映する

これから犬を迎える家庭では、月々の費用だけでなく最初の準備費も必要です。また、犬の体格や年齢によって継続費も変わります。

迎える前に必要なものを優先する

生活開始時は、食事・排泄・安全確保に必要な用品を優先します。

  • フードと食器
  • 給水用品
  • トイレ用品
  • 安全に休める場所
  • 首輪・ハーネス、リード
  • 必要なケア用品

犬が到着した当日から必要なものを先にそろえると、初期費用の優先順位が明確になります。

後回しにできるものは犬の様子を見て選ぶ

便利用品、追加のおもちゃ、用途が限定されたグッズなどは、犬の体格・性格・生活動線を確認してから追加できるものがあります。

最初から一度に買いそろえず、「生活開始に必須」「様子を見て追加」に分けると、使わない用品への出費を抑えやすくなります。

体格・年齢・健康状態で支出は変わる

体格が大きい犬は食事量が増えやすく、用品のサイズも変わります。子犬・成犬・シニア犬では必要なケアや生活用品も同じとは限りません。

また、通院が必要な場合は医療費が増える可能性があります。年齢だけで一定額になると決めつけず、実際の状態を家計簿へ反映します。

サービス利用と住環境も予算差につながる

トリミング、ペットホテル、シッター、しつけサービスなどを利用するかで年間支出は変わります。冷暖房の使用状況によって光熱費が増える家庭もあります。

 
家計簿は犬の生活が変わったときに更新するものです。固定額のまま放置せず、実績に合わせて見直しましょう。
 
毎月の犬予算は、月々の支出だけでなく、年間費用の積立と臨時費への備えまで分けて確保することが重要です。

家計簿を続けながら予算を見直す

犬の家計簿は、作った時点の予算を固定するのではなく、実際の支出に合わせて更新することが重要です。毎月の記録から差が出た項目を見つけ、翌月以降の積立額へ反映します。

月末に予算と実績を比べる

食費、日用品、医療、ケアなど項目ごとに予算と実績を並べます。差額だけでなく、なぜ増減したのかを一言残しておくと次回の予算を決めやすくなります。

「月末に予算と実績を比べる」は月額だけでなく年間総額でも確認します。固定費・予定費・突発費を分けて記録し、実際の支出に合わせて予算を定期的に見直しましょう。

年払いの支出は毎月積み立てる

毎月発生しない支出は、必要になる時期までの月数で分けて準備します。月々の生活費とは別に管理すると、支払月だけ家計が大きく崩れるのを防ぎやすくなります。

「年払いの支出は毎月積み立てる」は月額だけでなく年間総額でも確認します。固定費・予定費・突発費を分けて記録し、実際の支出に合わせて予算を定期的に見直しましょう。

突発費の使用後は予備費を戻す

予備費を使った後は残高を確認し、一度に戻そうとせず毎月の積立額を調整します。予備費を通常の用品購入へ流用しないことも管理のポイントです。

「突発費の使用後は予備費を戻す」は月額だけでなく年間総額でも確認します。固定費・予定費・突発費を分けて記録し、実際の支出に合わせて予算を定期的に見直しましょう。

生活の変化に合わせて項目を更新する

年齢、食事、通院、留守番時間などが変われば必要な費用も変わります。半年や1年など区切りを決めて項目自体を見直すと、現在の暮らしに合う家計簿を維持できます。

「生活の変化に合わせて項目を更新する」は月額だけでなく年間総額でも確認します。固定費・予定費・突発費を分けて記録し、実際の支出に合わせて予算を定期的に見直しましょう。