犬の留守番費はいくらかかる?年間予算の立て方と節約ポイント

犬の留守番費はいくらかかる?年間予算の立て方と節約ポイント

犬の留守番にかかる費用は、毎月必ず発生するとは限りません。自宅で留守番できる日が中心なら支出は少なく抑えられますが、ペットシッター、一時預かり、ペットホテルなどを利用する家庭では、利用回数に応じて年間費用が大きく変わります。

そのため、留守番費は「1回いくらか」だけでなく、「年間で何回使うか」「平日と繁忙期で料金が変わるか」「交通費や登録料などが加わるか」まで含めて予算を立てることが重要です。この記事では、犬の留守番費の内訳、料金例、年間予算の作り方、無理なく抑えるポイントを整理します。

犬の留守番費にはどんなお金がかかる?

まず、留守番対策として発生しやすい支出を整理します。家庭によって利用するサービスが異なるため、必要な項目だけを予算に入れます。

ペットシッターの訪問料金

ペットシッターは、飼い主の自宅を訪問し、食事、排泄物の片付け、散歩などを依頼できるサービスです。日本ペットシッターサービス本部が掲載する参考料金では、60分の基本コースが小型犬1匹3,600円、中型犬4,000円、大型犬4,400円です。

ただし、同社も料金は店舗によって異なると明記しています。利用地域、犬の大きさ、頭数、時間、依頼内容などを確認し、実際の店舗料金で計算する必要があります。

一時預かり・デイケアの料金

数時間だけ自宅を空ける場合は、一時預かりやデイケアを利用する方法があります。料金体系は「30分・1時間単位」「半日」「1日」など施設によって異なります。

例えばSKYWAN! DOG SCHOOLでは、2026年9月確認時点のショートステイ料金として、10kg未満は30分330円、10kg以上は30分440円と案内しています。これは特定施設の料金例であり、全国共通の相場ではありません。

ペットホテルの宿泊料金

旅行や出張などで夜間も世話ができない場合は、ペットホテルを利用することがあります。SKYWAN! DOG SCHOOLの2026年6月1日改定料金では、1泊2日の平日料金が10kg未満6,050円、20kg未満7,150円、20kg以上8,250円です。土日祝は同区分で7,700円、8,800円、9,900円となっています。

このように、体格や曜日によって料金が変わる施設があります。ホテル代を年間予算に入れる場合は、旅行予定の日数だけでなく、利用予定日が休日・繁忙期に当たるかも確認しましょう。

登録料・交通費・追加料金

基本料金以外に、初回登録料、交通費、駐車料金、多頭追加、延長料金、繁忙期加算などが発生するサービスがあります。

  • 初回登録料
  • 交通費・駐車料金
  • 多頭飼育の追加料金
  • 時間延長料金
  • 土日祝・年末年始などの割増
  • キャンセル料

料金表の最初に表示される金額だけでなく、「1回利用したときの総額」で比較することが重要です。

犬の留守番費はいくらを目安に考える?

全国一律の留守番費はありません。ここでは公式サービスの料金例を使い、利用頻度によって年間支出がどう変わるかを確認します。

シッターを月2回利用する場合の計算例

小型犬1匹で、1回60分3,600円のサービスを月2回利用すると仮定した場合、基本料金だけなら月7,200円、12か月の単純計算で年間86,400円です。

計算例

3,600円×月2回×12か月=86,400円

実際には交通費、初回登録料、繁忙期料金などが加わる可能性があります。これは特定サービスの参考料金を使ったシミュレーションであり、一般的な平均額ではありません。

月4回なら利用回数だけでも大きく変わる

同じ3,600円のサービスを月4回利用すると、基本料金だけで年間172,800円になります。

利用頻度1回3,600円の場合の年間基本料金
月1回43,200円
月2回86,400円
月4回172,800円

留守番費では、サービス単価以上に「年間何回利用するか」が総額を左右します。

ホテルは宿泊日数と曜日で変わる

ホテルは1泊あたりの料金だけでなく、宿泊日数、体格、休日料金などで総額が変わります。例えば10kg未満の犬を前述の施設で平日に3泊利用する場合、単純に1泊料金を3回分として考えるだけでも18,150円になります。

ただし、実際の施設ではチェックイン・チェックアウト時刻や宿泊日数の数え方が異なることがあります。予約前に見積もりを確認してください。

留守番費がほとんど発生しない家庭もある

在宅勤務、家族の生活時間、短時間の外出が中心など、外部サービスをほとんど使わない家庭では留守番費が少ないこともあります。

一方で、出張や旅行、長時間の外出が増えれば急に支出が発生する可能性があります。平均額を探すより、自分の年間予定から必要回数を数える方が現実的です。

 
留守番費は「1回の料金×年間の利用回数」で考えると、自宅に合った予算を作りやすくなります。

留守番費が変わる主な条件

同じサービスでも、犬の状態や利用条件によって料金や利用可否が変わる場合があります。予算を作る前に差が出る要因を確認しましょう。

犬の体格と頭数

シッターやホテルでは、犬の体重区分によって料金が分かれていることがあります。多頭飼育では2頭目以降の追加料金が設定されるサービスもあります。

「小型犬1頭の料金」を、多頭飼育や大型犬の家庭へそのまま当てはめないようにしましょう。

料金区分はサービスごとに異なるため、小型犬・中大型犬、多頭利用で料金が変わるかを予約前に確認します。比較するときは基本料金だけでなく、自分の犬の条件を入れた最終的な利用額で比べてください。

留守番時間と利用頻度

数時間の外出なら一時預かり、定期的な訪問ならシッター、宿泊を伴うならホテルなど、必要なサービスは留守番時間によって変わります。

利用頻度が高い家庭では、1回の価格差が年間総額へ大きく影響します。

短時間の外出と終日の不在では必要なサービスが異なります。まず月ごとの不在時間と回数を書き出し、訪問1回で足りる日、複数回必要な日、宿泊預かりが必要な日を分けると年間費用を見積もりやすくなります。

年齢・健康状態・投薬の有無

年齢や健康状態によっては、利用前の確認事項が増えたり、施設での預かりが難しかったりすることがあります。SKYWAN! DOG SCHOOLでは年齢・健康状態に関する利用条件を設けています。

【料金だけで預け先を決めない】

持病、投薬、シニア期などで特別な対応が必要な場合は、対応可否や緊急時の連絡方法を事前に確認してください。

休日・繁忙期・キャンセル条件

土日祝、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などに割増料金を設定するサービスがあります。また、直前キャンセルではキャンセル料が発生する場合があります。

年間予算では、通常料金だけでなく「利用しやすい時期に追加料金があるか」まで確認しておくと予算超過を防ぎやすくなります。

犬の留守番費の年間予算を立てる方法

年間予算は、通常利用と臨時利用を分けて作ります。予定が決まっている支出だけでなく、急な外出に備える枠も考えておきます。

年間の留守番予定を書き出す

まず、仕事、出張、帰省、旅行、通院など、長時間家を空ける可能性がある予定を書き出します。

  • 毎月定期的に利用する日
  • 旅行や帰省で利用する日
  • 繁忙期に利用する可能性がある日
  • 急な外出に備える予備回数

予定回数が分かれば、必要なサービスと予算を具体化しやすくなります。

サービスごとに1回の総額を確認する

基本料金だけでなく、交通費、登録料、追加料金などを含めた金額を確認します。初回だけ発生する費用と、毎回発生する費用を分けると年間計算がしやすくなります。

「サービスごとに1回の総額を確認する」は費用だけでなく安全性と継続性も確認します。留守番時間や利用頻度、犬の様子を記録し、必要な対策と省ける支出を分けて判断しましょう。

通常予算と臨時予算を分ける

毎月の定期利用分とは別に、急な残業、飼い主の体調不良、予定変更などへ対応する予備費を考えます。

必要額は家庭によって異なりますが、少なくとも「急に1〜数回サービスを利用する場合に家計から出せるか」は確認しておきましょう。

定期的な出勤など予定できる利用は通常予算、急な残業・入院・冠婚葬祭などは臨時予算として分けます。臨時分をゼロで見積もらず、少なくとも利用できる預け先と支払方法を決めておくことが重要です。

数か月ごとに実績で見直す

【予算見直しの手順】

  1. 実際の利用回数を集計する
  2. 基本料金以外の追加費用を確認する
  3. 利用しなかった予算と不足した予算を確認する
  4. 翌月・翌年の利用予定へ反映する

仕事や家族構成が変わると留守番時間も変わります。年間予算を固定せず、生活に合わせて更新しましょう。