犬が吐いたときは、まず吐いた回数や内容、元気や水分摂取などを確認します。1回だけ吐いてその後は普段どおりの場合もありますが、繰り返し吐く、血が混じる、ぐったりする、腹部が張る、誤食が疑われるなどの場合は早めの受診が必要です。
特に異物や中毒物質を食べた可能性がある場合は、自宅で無理に吐かせず、食べたもの・量・時間が分かる範囲で動物病院へ連絡してください。
吐いたときに自宅で確認したいこと
犬が吐いたときは、吐いた回数や内容、元気や食欲など普段との違いを確認します。嘔吐以外の変化も一緒に確認します。
何回吐いたか記録する
一度だけなのか、短時間に何度も吐いているのかを確認します。
吐いたものを確認する
フード、液体、黄色い液、血液、異物などが含まれていないか確認します。
元気と意識を見る
普段どおり動けるか、ぐったりしていないかを確認します。
水を飲めるか確認する
飲水後に繰り返し吐く場合は、脱水につながる可能性があります。
受診を急ぎたいサイン
嘔吐の状態によっては、自宅で様子を見るより早めの受診が必要になることがあります。繰り返す嘔吐や明らかな体調不良では受診を優先します。
何度も繰り返し吐く
短時間に繰り返す嘔吐や、吐き続けて水分も保てない状態は早めに相談します。
血が混じっている
吐物に血液が見られる場合は、原因確認のため早めに受診します。
ぐったりしている
強い元気消失、意識の変化、立てないなどがあれば緊急性を考えます。
誤食や異物の可能性がある
薬、洗剤、チョコレートなどの中毒物質や異物を食べた可能性がある場合は、すぐに動物病院へ相談します。
自宅で避けたい対応
原因が分からない状態で、人用の薬を使うなど自己判断の対応を重ねるのは避けます。安全を優先して無理な対処をしないようにします。
無理に吐かせない
食べたものによっては、吐かせることで食道などを傷つける可能性があります。
人の薬を与えない
吐き気止めなどを自己判断で与えず、獣医師へ相談します。
大量の水を一度に与えない
吐き続けている場合は、水を一気に飲ませることで再び吐くことがあります。
症状が続くのに食事だけで様子を見ない
原因によっては早い診察が必要になるため、状態が改善しない場合は受診します。
動物病院へ伝える情報を準備する
受診時に状況を伝えやすくするため、吐いた時間や回数、内容などを整理しておきます。観察した事実を記録して持参しましょう。
吐いた時間と回数を記録する
最初に吐いた時刻と、その後の回数を伝えます。
吐物の写真を撮る
可能であれば写真を残しておくと、吐物の内容を説明しやすくなります。
食事やおやつを伝える
直前に食べたもの、フード変更、拾い食いなどを伝えます。
薬・誤食の可能性を伝える
服薬中の薬や、何かを食べた可能性があれば具体的に伝えます。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 1回だけで元気・食欲も普段どおり | 状態を観察 |
| 嘔吐を繰り返す・水も吐く | 早めに受診 |
| 血・強い腹痛・ぐったり | 早急に受診 |
| 中毒・異物の可能性 | すぐに動物病院へ相談 |
犬が吐いたときは、回数だけでなく吐物の内容、元気、水分摂取、誤食の可能性などをまとめて確認します。重い症状や誤食が疑われる場合は、自宅で無理に対処せず動物病院へ相談しましょう。
参考情報:Merck Veterinary Manual「Vomiting in Dogs」/Merck Veterinary Manual「What to Do for Your Pet in an Emergency」

