犬が吐く原因は、食べすぎや食事の変化のような一時的なものから、胃腸の病気、異物、中毒、膵臓や肝臓などの病気まで幅広く考えられます。嘔吐は症状の一つなので、回数や吐いた内容だけで原因を決めることはできません。
動物病院では、いつから何回吐いたか、吐物の内容、食事やおやつ、誤食の可能性、便の状態、元気や食欲などを伝えると原因を探る手がかりになります。
犬が吐く原因として考えられること
犬が吐く原因にはさまざまな可能性があるため、嘔吐だけを見て一つに決めつけないことが大切です。症状だけで原因を断定しないようにします。
食事や食べ方の変化
急なフード変更、食べすぎ、早食いなどが嘔吐につながることがあります。
胃腸のトラブル
胃炎や腸炎など、消化管の異常で嘔吐が起こることがあります。
異物を飲み込んだ
おもちゃ、布、骨などの異物が消化管に入り、嘔吐を起こす場合があります。
中毒や全身性の病気
薬品や食品などの中毒、膵臓、肝臓、腎臓などの病気が関係することもあります。
吐き方と一緒に確認したいこと
吐いた回数や内容だけでなく、食欲や元気など同時に起きている変化も確認します。嘔吐前後の様子をまとめて見ます。
何回吐いたか記録する
一度だけなのか、短時間に繰り返しているのかを確認します。
吐物の内容を見る
フード、液体、黄色い液体、血液、異物などがないか確認します。
便や排尿の変化を見る
下痢、血便、排尿量の変化など、ほかの症状も記録します。
元気と食欲を見る
普段どおり動けるか、食事や水を受け付けるかを確認します。
動物病院で伝えたいポイント
動物病院では、いつから・何回・何を吐いたかなど具体的な情報が状況把握の手がかりになります。推測ではなく実際に見た内容を伝えましょう。
発症した時間を伝える
最初に吐いた時間と、その後の経過を具体的に伝えます。
直前に食べたものを伝える
フード、おやつ、拾い食いなどを伝えます。
誤食の可能性を伝える
薬、植物、食品、異物などを口にした可能性があれば伝えます。
写真や動画を見せる
吐物の写真や、吐く前後の様子が分かる動画があれば診察時の参考になります。
病院で行われる可能性がある検査
必要な検査は症状や診察結果によって異なるため、愛犬の状態を確認しながら判断されます。検査内容は一律ではありません。
問診と身体検査
脱水、腹部の状態、体温などを確認し、症状の経過を聞き取ります。
血液検査
全身状態や臓器の異常などを確認するため、必要に応じて行われます。
X線検査
異物や消化管の状態などを確認するために実施されることがあります。
超音波などの画像検査
腹部臓器や消化管を詳しく調べる必要がある場合に選択されることがあります。
| 伝える情報 | 確認する内容 |
|---|---|
| 嘔吐 | 時間・回数・吐物 |
| 食事 | フード・おやつ・拾い食い |
| 排泄 | 便・尿の変化 |
| 全身状態 | 元気・食欲・痛み |
犬が吐く原因はさまざまです。嘔吐そのものだけでなく、食事、排泄、元気、誤食の可能性などを整理して伝えることが、原因を調べるうえで役立ちます。

