犬のお腹が膨れている原因は、食事や便、ガスなど一時的なものから、肥満、腹水、臓器の腫大、消化器の病気などまでさまざまです。急に腹部が膨張した場合には、胃拡張・胃捻転など緊急性の高い状態も考えられます。
見た目だけでは原因を判断できないため、いつから膨れたのか、腹部の硬さ、吐こうとする動作、食欲、元気、呼吸などを整理して動物病院へ伝えることが大切です。
犬のお腹が膨れている主な原因
腹部の膨らみには複数の原因が考えられます。
食事やガスによる一時的な膨らみ
食後や腸内ガスなどによって、一時的にお腹が大きく見えることがあります。
便がたまっている
排便がうまくできていない場合、腹部の張りにつながることがあります。
腹水や臓器の変化
腹腔内に液体がたまったり、臓器が腫大したりすることで腹部が膨れる場合があります。
胃拡張・胃捻転など
急な腹部膨張、落ち着かない、吐こうとして吐けないなどがある場合は、緊急性の高い状態が疑われます。
腹部の膨張だけでは原因を区別できません。急に膨れた場合や全身状態が悪い場合は、早急に受診しましょう。
動物病院で伝えたいポイント
診察では発症時期と同時に、食事や排便、行動の変化を伝えます。
膨れ始めた時期
何時ごろから、どのくらいの速さで膨れたかを伝えます。
食事・飲水の状況
食事量や食べた物、飲水量に変化があったかを伝えます。
排便・排尿の状況
最後に便や尿が出た時間、量や状態の変化などを伝えます。
嘔吐・痛み・呼吸の変化
吐こうとする、嘔吐、腹部の痛み、呼吸の異常などがあれば具体的に伝えます。
食べた物も重要
普段と違う食べ物、異物、ゴミなどを口にした可能性があれば、食べた時間や物をできるだけ具体的に伝えましょう。
原因を調べるために行われること
症状に応じて腹部と全身の状態を確認します。
身体検査
腹部の張りや痛み、呼吸、循環状態などを確認します。
レントゲン検査
胃や腸のガス、異物、腹部の状態などを確認するために行われることがあります。
超音波検査
腹水や臓器の状態などを詳しく確認するために行われることがあります。
血液検査など
全身状態や臓器の機能などを確認するため、血液検査などを追加する場合があります。
診察前に整理する情報
- 発症時期・速度
- 食事・飲水
- 排便・排尿
- 嘔吐・吐こうとする動作
- 腹部の痛み
- 呼吸・元気
まとめ|腹部の膨張は発症状況と全身状態を伝える
犬のお腹が膨れている原因は多岐にわたり、急な膨張には緊急性の高い病気が隠れていることがあります。
発症時期を確認する
いつから、どのくらいの速さで膨れたかを記録します。
消化器症状を見る
嘔吐、吐こうとする動作、排便などの変化を確認します。
全身状態を見る
痛み、呼吸、元気、食欲などを確認します。
診察で原因を調べる
診察前チェック
- 発症時期
- 食事・飲水
- 排便・排尿
- 嘔吐
- 痛み
- 呼吸・元気
急な腹部膨張や吐こうとして吐けない、呼吸異常、ぐったりするなどがある場合は、緊急性を考えてすぐに動物病院へ相談しましょう。

