犬が呼吸が苦しそう原因は?考えられることと動物病院で伝えたいポイント

犬が呼吸が苦しそう原因は?考えられることと動物病院で伝えたいポイント

犬が呼吸を苦しそうにしている場合、原因は気管や肺などの呼吸器疾患だけとは限りません。心臓の病気、肺水腫、胸水、重度の貧血、腫瘍など、さまざまな状態で呼吸困難が起こることがあります。

原因を自宅で特定することは難しいため、呼吸の状態と一緒に、いつから、どの場面で、咳や鼻水などを伴うかを記録して動物病院へ伝えましょう。

呼吸が苦しくなる主な原因

呼吸困難は複数の臓器や全身状態と関係します。

心臓や循環器の病気

心疾患によって肺に水がたまる肺水腫などが起こると、呼吸困難につながることがあります。

肺や気管支の病気

肺炎、気管支炎、肺水腫などで呼吸が苦しくなることがあります。

気道の問題

気管虚脱や喉頭の異常、異物などによって空気の通り道が狭くなる場合があります。

胸水・貧血・腫瘍など

胸腔内に液体がたまる状態、重度の貧血、肺や気道の腫瘍なども原因になり得ます。

呼吸困難のときに見られる変化

呼吸数だけでなく、呼吸の姿勢や粘膜の色も重要な情報です。

努力性呼吸

胸や腹部を大きく動かして一生懸命呼吸する様子が見られることがあります。

首を伸ばす姿勢

空気を取り込みやすくするため、首を伸ばして前肢を突っ張る姿勢を取ることがあります。

呼吸音の異常

ゼーゼー、ヒューヒューなどの音が聞こえることがあります。

チアノーゼ

舌や歯ぐきが青紫色になる場合は酸素不足が疑われ、緊急性があります。

動物病院で原因を調べる検査

重症度によっては、まず呼吸を安定させてから詳しい検査を行います。

身体検査と聴診

呼吸状態、心音、肺音、粘膜色などを確認します。

胸部レントゲン

肺、気道、胸腔、心臓の状態を確認するために行われることがあります。

血液検査

貧血や炎症など、呼吸困難の背景にある全身状態を確認します。

超音波・酸素状態の検査

心臓や肺の超音波、パルスオキシメトリーなどが状態に応じて検討されます。

受診時に伝えたいポイント

呼吸困難は診察室では症状が変わることもあるため、自宅での様子を具体的に伝えます。

いつから苦しそうか

発症時期と悪化の速さを伝えます。

どの場面で起きるか

運動後だけか、安静時にも起こるかを伝えます。

咳・鼻水・呼吸音

併発している症状を伝えます。

動画と既往歴

自宅で撮影した呼吸の動画や、心臓・呼吸器などの既往歴、服薬状況があれば提示します。

まとめ|原因を自己判断せず呼吸状態を具体的に伝える

犬の呼吸困難には心臓、肺、気道、胸腔、血液などさまざまな原因があります。

強い努力性呼吸やチアノーゼなどがある場合は緊急性が高いため、自宅で原因を特定しようとせず、早急に動物病院へ相談してください。