犬が下痢をしたときは、便の回数や状態だけでなく、元気、食欲、水分摂取、嘔吐、血便なども一緒に確認します。食事の変化やストレスによる一時的な下痢もありますが、感染症、寄生虫、異物、消化器疾患などが原因の場合もあります。
血便、繰り返す嘔吐、強い元気消失、脱水、腹痛、異物や中毒が疑われる場合などは、早めに動物病院へ相談してください。
自宅で確認したいこと
犬が下痢をしたときは、便の状態だけでなく回数や元気、食欲など普段との違いも確認します。便と全身状態を合わせて確認します。
便の回数と状態を見る
回数、硬さ、水分量、色などを確認します。
血液や粘液がないか見る
赤い血や黒っぽい便、粘液などが見られないか確認します。
元気と食欲を見る
普段どおり動くか、食事や水を取れているかを確認します。
嘔吐がないか確認する
下痢と同時に吐いていないか、吐いた回数も記録します。
受診までにできること
受診までの間は、便の状態や回数などを記録し、獣医師へ伝えられる情報を整理します。変化を具体的に残しておきましょう。
水を飲める環境を用意する
新鮮な水をいつでも飲めるようにし、脱水の兆候がないか観察します。
便の写真を撮る
便の状態を写真で残しておくと、診察時に説明しやすくなります。
便を持参できるか確認する
動物病院によっては便検査のため新鮮な便の持参を案内する場合があります。
食事を自己判断で極端に変えない
急に多くのおやつや新しい食品を与えるなど、原因が分からないまま食事を大きく変えないようにします。
早めに動物病院へ相談したいサイン
下痢にほかの体調不良が伴う場合などは、自宅で長く様子を見ず相談が必要になることがあります。強い症状や悪化がある場合は受診を優先します。
血便や黒い便がある
便に血液が混じる、黒くタール状に見えるなどの場合は早めに相談します。
何度も下痢をする
短時間に繰り返す下痢や、水分を保てない状態では脱水に注意します。
嘔吐や強い元気消失を伴う
下痢に加えて繰り返す嘔吐、ぐったりする、強い腹痛などがある場合は早めに受診します。
子犬・高齢犬などは慎重に見る
体力や水分状態の変化に注意し、症状が続く場合は早めに動物病院へ相談します。
自宅で避けたい対応
原因が分からないまま薬や食事を自己判断で大きく変更すると、状態の把握が難しくなる場合があります。自己判断の無理な対処は避けましょう。
人の薬を与えない
下痢止めなどを自己判断で与えず、獣医師へ相談します。
水を制限しない
下痢によって水分を失う可能性があるため、自己判断で飲水を制限しないようにします。
人の食べ物を大量に与えない
便を戻そうとして脂肪の多い食事や大量のおやつを与えないようにします。
長期間様子を見続けない
改善しない、悪化する、ほかの症状が出る場合は受診します。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 軽い下痢で元気がある | 便・食事・水分・元気を観察 |
| 下痢が続く・繰り返す | 動物病院へ相談 |
| 血便・嘔吐・元気消失 | 早めに受診 |
| 中毒・異物・重い全身症状 | 早急に動物病院へ相談 |
犬の下痢は原因がさまざまです。便の状態だけでなく、水分、元気、食欲、嘔吐などを一緒に確認し、異常が続く場合は動物病院へ相談しましょう。

