犬のよだれが多い原因には、口の中の痛みや炎症、歯周病、異物、吐き気、暑さや興奮などがあります。まれに中毒や神経症状など、緊急性の高い問題が関係することもあるため、よだれの量だけで原因を判断しないことが大切です。
動物病院では、いつから増えたのか、食欲や元気に変化があるか、口を気にしているか、嘔吐などを伴っているかといった情報が参考になります。異物や中毒が疑われる場合は、何をいつどの程度口にした可能性があるかも伝えましょう。
犬のよだれが多い主な原因
よだれの増加には、口腔内と全身の両方からさまざまな原因が考えられます。
口の中の痛みや炎症
歯周病、口内炎、口の中の傷などによって、痛みや刺激からよだれが増えることがあります。
異物
口の中や喉などに異物があると、よだれが増えたり口を気にしたりすることがあります。
吐き気や消化器の不調
吐き気に伴ってよだれが増えることがあります。嘔吐などほかの症状も確認します。
暑さ・興奮・緊張など
一時的な暑さや興奮、緊張などでよだれが増える場合もあります。
よだれの増加は原因が多いため、発症状況とほかの症状を合わせて獣医師に伝えましょう。
動物病院で伝えたいポイント
診察時に、よだれが増えた状況を具体的に伝えます。
発症時期ときっかけ
いつから増えたのか、食事、散歩、遊び、暑さなど特定の出来事と関係するかを伝えます。
よだれの量と状態
普段との違い、泡立ち、血が混じるなどの変化を伝えます。
口や食事の変化
口を気にする、食べにくそうにする、食欲が落ちたなどの変化を伝えます。
ほかの症状と摂取物
嘔吐、下痢、元気低下、呼吸異常などや、異物・中毒物質を口にした可能性があれば伝えます。
摂取物は包装や写真も役立つ
中毒が疑われる場合は、商品名や成分表示、食べた時間や量などが分かる資料を持参すると説明しやすくなります。
よだれの原因を調べるときに確認されること
症状に応じて口腔内や全身の状態を確認します。
口腔内の診察
歯、歯ぐき、舌、口の中の傷や異物などを確認します。
全身状態の確認
体温、呼吸、元気などを確認し、口以外の問題がないかを見ます。
血液検査など
症状や経過によっては、全身状態を確認するため血液検査などを行うことがあります。
画像検査など
異物や口腔内・消化管などの問題が疑われる場合は、必要に応じて画像検査などを検討することがあります。
診察前にまとめる情報
- 発症時期
- よだれの量・状態
- 口の症状
- 食欲・元気
- 嘔吐などの症状
- 摂取物・異物の可能性
まとめ|よだれの原因を決めつけず経過を伝える
犬のよだれが多い原因は、口腔内の問題から消化器の不調、環境による一時的な変化までさまざまです。
発症状況を確認する
いつ、どんな状況でよだれが増えたのかを記録します。
口の状態を見る
口を気にする、食べにくそうにするなどの変化を確認します。
全身症状を整理する
嘔吐、元気、食欲、呼吸などの変化を記録します。
必要な検査を受ける
診察前チェック
- 発症時期
- よだれの状態
- 口腔内の変化
- 食欲・元気
- ほかの症状
- 摂取物の可能性
急な大量のよだれ、強い痛み、呼吸異常、中毒や異物摂取の可能性などがある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

