犬が立てないときは、無理に立たせたり歩かせたりせず、安全な場所で呼吸や意識、痛み、手足の動きなどを確認しましょう。立てないという症状は、強い痛みだけでなく、神経や筋肉、関節、全身状態の異常などでも起こることがあります。
突然立てなくなった、意識がおかしい、呼吸が苦しそう、強く痛がるなどの場合は、緊急性が考えられるため早急に動物病院へ連絡してください。
まず安全を確保して状態を確認する
立てない犬を動かす前に、周囲の危険を取り除きます。
意識
名前を呼ぶなどして、普段どおり反応するか確認します。
呼吸
呼吸が速い、苦しそう、口を開けた呼吸が続くなどの異常がないか確認します。
体の動き
前足・後ろ足を動かせるか、片側だけ動かしにくそうではないかを観察します。
無理に立たせない
原因が分からないまま立たせたり歩かせたりすると、痛みやけがを悪化させる可能性があります。まず安静にして受診方法を相談しましょう。
立てない以外の症状を確認する
併発症状は緊急性を判断する重要な情報です。
痛み
鳴く、震える、触られるのを嫌がるなどの様子がないか確認します。
意識の変化
呼びかけへの反応が弱い、ぼんやりしているなどの変化を見ます。
嘔吐・けいれん
嘔吐やけいれんなど、普段と違う症状がないか確認します。
排泄
尿や便を普段どおり出せているかも確認します。
自宅でできる確認と受診準備
原因を調べようとして無理に触らず、診察に必要な情報を整理します。
発症時期
いつから立てなくなったのか、突然か徐々かを記録します。
直前の出来事
転倒、ジャンプ、運動、誤食など、直前に起きたことを思い返します。
動画・写真
安全に撮影できる場合は、立とうとする様子などを記録します。
移動方法
自力で移動できない場合は、抱き上げる方法などを病院へ相談し、安全に移動できる準備をします。
受診の目安を整理する
「立てない」は症状の急さや併発症状を合わせて判断します。
突然立てない
急に立てなくなった場合は、原因を自己判断せず早急に動物病院へ相談します。
呼吸・意識の異常
呼吸が苦しそう、意識がぼんやりしているなどの場合は緊急性があります。
強い痛み
激しく痛がる、触れられない、震えが続くなどの場合は早めの受診が必要です。
受診時の情報
伝えたいこと
- 立てなくなった時刻
- 突然か徐々か
- 前後の足の動き
- 痛み
- 意識・呼吸
- 嘔吐・けいれん
- 直前のけがや運動
- 持病・服薬
まとめ|立てない場合は無理に動かさない
立てない原因はさまざまですが、急な発症は特に注意が必要です。
最初に確認
意識、呼吸、体の動き、痛みを確認します。
安全確保
転倒や階段などの危険を避け、無理に立たせません。
記録
発症時期、直前の出来事、併発症状を記録します。
最終確認
受診判断
突然立てない、呼吸や意識に異常がある、強い痛みやけいれんなどを伴う場合は、早急に動物病院へ連絡しましょう。自力で動けない場合は移動方法も病院へ相談してください。

