犬の火葬費用はいくら?体重・火葬方法別の料金をわかりやすく解説

犬の火葬費用はいくら?体重・火葬方法別の料金をわかりやすく解説

犬の火葬費用は、犬の体重と、合同・個別・立会いなどの方法で変わります。さらに返骨、骨壺、迎えの車、時間外対応が料金に含まれるかによって、同じ表示額でも最終的な支払いは異なります。

最初に決めたいのは、遺骨を持ち帰りたいか、家族でお骨上げをしたいかです。その希望をそろえたうえで重量区分と総額を確認すると、安さだけで希望と違う方法を選ぶことを避けやすくなります。

まず、返骨と立会いの希望から火葬方法を絞る

名称の使い方や付属サービスは事業者によって異なります。「個別」という言葉だけで家族のお骨上げまで含むと考えず、誰が収骨し、いつ遺骨を受け取れるかを確かめます。

方法 料金と一緒に確認すること
合同火葬・合同供養 他の動物と一緒に火葬する方法。通常、個別の返骨はなく、その後の供養先を確認する
一任する個別火葬 一体ずつ火葬し、スタッフが収骨する方法。返骨の有無・方法と骨壺代を確認する
家族が立ち会う個別火葬 家族の立会いやお骨上げの範囲、人数、待合場所、所要時間を確認する

訪問火葬は火葬車で来てもらう形式、霊園火葬は施設で行う形式で、立会いの有無とは別の区分です。訪問でも立会い・一任のプランがあり、施設でも同じ内容とは限りません。

返骨を望む場合は、引き渡す前に「この犬の遺骨を個別に返してもらえるか」を確認してください。

合同で火葬した後に、希望を変えて個別の遺骨を受け取ることはできません。家族で意見が分かれている場合は、申し込む前に希望を共有します。

民間の料金例では、同じ体重でも方法による差を見る

以下は2026年10月24日に確認したペトリィの掲載料金例です。全国の平均相場ではなく、地域や依頼先での受け入れ・最終見積額は別途確認が必要です。

掲載された体重区分 プラン別の税込料金例
2〜5kg 引取り合同供養18,700円/引取り個別火葬22,000円/家族立会火葬24,200円
5〜10kg 引取り合同供養22,000円/引取り個別火葬25,300円/家族立会火葬27,500円

同社の5〜10kgの掲載例では、個別火葬と家族立会火葬の差は2,200円です。ただし、これは同じ会社の掲載プラン同士の差で、他社でも立会いが一律2,200円増しという意味ではありません。

犬種名は体重区分の参考にとどめ、実際の重量を伝えます。「5〜10kg」のような区切りにちょうど当たる場合は、どちらの区分になるかを依頼先へ確認してください。全プランの最安表示だけを見て、自分の犬の料金だと判断しません。

自治体の料金例は、利用資格と返骨条件まで読む

自治体によって受付方法、料金、返骨の扱いは異なります。例として横浜市の戸塚斎場は、横浜市民を対象に個別と合同の両方を受け付けています。以下は2026年10月24日に確認した個別火葬の公表料金です。

棺などを含む総重量 個別火葬の料金
1kg未満 10,000円
1kg以上5kg未満 20,000円
5kg以上25kg未満 25,000円
25kg以上50kg未満 30,000円

同市の個別火葬は骨壺代を含み、遺骨を持ち帰る方式です。予約して直接持ち込む必要があり、個別火葬の出張回収はありません。棺を含めた寸法・重量の制限もあるため、利用前に確認します。

合同火葬は直接持ち込み3,000円、出張回収6,500円で、返骨はありません。同じ市内でも内容が違う料金です。「自治体なら全国どこでも3,000円」「自治体はすべて返骨なし」と読み替えないでください。

重量は、犬だけか箱や副葬品込みかを聞く

直近の診療記録にある体重は見積もりの手がかりになりますが、依頼先の計量方法を確認します。横浜市の例のように、犬と棺などを合計した重量で区分が決まる場合があります。

例えば犬が4.8kg、箱などが0.5kgなら総重量は5.3kgです。総重量で計算する料金表では、犬だけなら5kg未満でも、実際には上の区分になります。これは重量の足し算の例で、すべての業者の計量方法ではありません。

大きな犬では体重だけでなく、火葬炉へ入る箱の寸法や搬送できる人員も確認します。体を無理に曲げて小さい箱へ入れたり、計量のために不安定な持ち方をしたりせず、分からない場合は状況を伝えて相談します。

火葬以外に加わる費用と、含まれている物を照合する

見積もりでは、必要な物をすべて足すと同時に、すでに基本料へ含まれる物を二重に数えないようにします。次の項目は全業者で必ず別料金という意味ではありません。

  • 迎え・搬送・返骨の配送料、対象地域外への出張
  • 夜間・早朝、指定時刻、休日などの対応
  • 骨壺・骨袋・棺・花などの付属品
  • お別れの儀式、読経、家族のお骨上げ
  • 火葬後の納骨・合祀、個別区画の管理料

訪問火葬では、火葬する場所や駐車条件、対応できる体格も相談します。受付が24時間でも、希望時刻に火葬できる、時間外料金がない、という意味ではありません。

最終的な支払いを計算し、供養の費用を別にする

架空の例として、骨壺込みの個別火葬が27,500円、搬送3,300円、時間外2,200円なら、合計は33,000円です。すべて税込という仮定で、実在企業の見積もりや追加料金ではありません。

この額に納骨料が入っていなければ、火葬後の供養費は別です。自宅で遺骨を保管するか、合同の供養先か、管理料がかかる個別区画かで、今回だけの支払いと後から続く支払いを分けます。

 

火葬までの総額と、火葬後の納骨・管理費は別々に確認します。見積もりに「供養込み」とあれば、供養の場所と期間、後日の費用まで説明してもらってください。

関連:ペット葬儀の費用はいくら?火葬・納骨・供養まで総額を整理

予算を抑えるなら、希望を残したまま追加項目を見直す

返骨や家族の立会いを残したいなら、その条件で複数の見積もりを依頼します。無理なく持ち込めるか、通常時間帯を選べるか、棺や花の追加が本当に必要かを確認すると、希望を変えずに比較できます。

金額の大小で見送りの気持ちが決まるわけではありません。予算上限と希望を伝え、不要な追加を外した内訳を出してもらいましょう。火葬を急ぐ気持ちにつけ込むように、説明がないまま契約を迫られる場合は、その場で即決しないようにします。

申し込み前に残す見積もりメモ

  • 犬の重量と、計量へ含める物、重量境界の扱い
  • 合同・個別、立会い・収骨、返骨の方法
  • 税込総額と、含まれる骨壺・搬送などの項目
  • 未確定の追加費用、当日変更・取消の条件
  • 支払い方法と、火葬後の供養・管理費

電話で案内された内容も、メールや見積書で確認できる形にしておきます。当日説明と違う項目が加わったら、実施前に理由と変更後の総額を聞き、家族が希望した内容と照合してください。