ペット保険で免責金額を比較するときの見方|保険料だけで選ばない

ペット保険で免責金額を比較するときの見方|保険料だけで選ばない

ペット保険の免責金額を比較するときは、金額の大小だけでなく、何から差し引くか、何日・何回ごとに適用するかまでそろえます。補償割合が同じでも、受取額は変わります。

また、免責なしでも、対象外の費用や支払上限による自己負担は残ります。少額の通院と高額な治療を分けて計算し、自分で用意する資金まで比較しましょう。

免責金額と、補償割合による自己負担は別

免責金額は、契約で一定額を自分で負担する仕組みです。70%補償なら残り30%を負担するという割合の仕組みと、併せて適用されることがあります。

会計には対象外の予防費用などが混ざる場合もあります。まず補償対象額を確定し、その後に約款の順序で免責・割合・上限を適用します。

比較で分けるもの 確認する内容
対象外の費用 予防、用品、文書など、計算に入らない項目
免責金額 定額の自己負担と適用単位
補償割合 対象額の何%を補償するか
支払限度 日額・一回・年間額・日数や回数の制限

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同じ金額でも、計算順序を確認する

次は計算順序の違いを確認する架空例です。対象診療費40,000円、割合50%、免責10,000円とし、上限や残り枠による制限はないと仮定します。

架空の計算方式 保険金の計算
対象診療費から免責を引いて割合を掛ける (40,000円-10,000円)×50%=15,000円
割合を掛けた額から免責を引くと仮定する 40,000円×50%-10,000円=10,000円

この二つは実在する商品の比較表ではありません。免責の数字だけを転記して自己流で計算しないための例です。候補の重要事項説明書や約款の計算例を確認し、どの式を使うかを会社へ聞きます。

 

「補償割合」と「免責額」が同じでも、計算方法が確認できるまで受取額はそろいません。対象額、順序、単位を一組で記録しましょう。

一日ごとか、一回・一つの病気ごとかをそろえる

通院が数日に分かれる場合、一日ごとに免責を適用する契約と、別の単位で扱う契約では負担が変わる可能性があります。請求書をまとめれば免責も一回になるとは限りません。

少額の通院が続く場合を試算する

例えば、一日4,000円の対象診療を別の日に3回受け、一日免責5,000円を対象額から差し引くと仮定すれば、保険金は各日0円です。3日分12,000円から一度だけ5,000円を引く計算にはなりません。

同じ架空条件で免責がなく、割合70%なら、各日2,800円、3日で8,400円です。対象外や上限がない比較例であり、通院の費用水準を示すものではありません。

入院の日数と、同日の複数受診も確認する

入院では泊数ではなく入退院日を含む日数が使われる場合があります。ペット&ファミリーの「げんきナンバーわんスリム」は、1泊2日を2日とし、入院日数分の免責をまとめて控除すると説明しています。

これは一商品の方法です。同日の別病院受診や複数回の診療、入院と手術が重なった日の扱いも、各社の規定に沿って照会します。

最低支払条件は、免責控除と同じ意味とは限らない

対象診療費が一定額に達すると支払対象になる仕組みでは、その一定額を毎回差し引く免責と計算が違うことがあります。名称ではなく、条件を超えたときに何へ割合を掛けるかを確認します。

ちょうど境目の金額、境目未満、境目を超えた金額の三つで試算を依頼すると違いが分かります。「超える」「以上」「達しない」といった表現も読み飛ばさないでください。

免責なしを「会計の全額が対象」と読み替えない

対象外の病気や明細項目、日額・年間額、回数の上限は残ります。「免責なし」と「保険金が必ず出る」を分けて確認しましょう。

保険料の差と、受取額の差を年間で比べる

免責のある商品は、少額診療を自費で払い、高額な治療に備えたい家庭の候補にもなります。ただし、免責がある方が必ず保険料が安いとは限らないため、同じ条件の見積もりで比べます。

上の架空の通院例では、免責の有無で受取額に8,400円の差があります。仮に年間保険料の差が6,000円なら、ほかの条件がすべて同じという仮定の下では、その年の差引負担は2,400円変わります。

これは一年の想定であり、生涯の損得を示すものではありません。治療がない年、高額な一回の年、少額通院が続く年を分けて見て、払える自己負担の範囲を決めます。

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申込前には、同じ明細例を使って質問する

候補ごとに別の費用で質問すると比較できません。少額一日、複数日の通院、入院を伴う治療について、同じ対象額と日数を示します。

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  • 免責額、計算順序、適用単位
  • 同日複数受診と入退院日の数え方
  • 対象外を除いた診療費と、その計算例
  • 最低支払条件と支払上限
  • 年齢や更新で変更される条件
  • 年間保険料、残る自己負担、一時払いの資金

免責に合わせて必要な受診を控えたり、診療日を調整したりするのではなく、残る負担を事前に用意します。約款の版と会社の回答を保存し、計算方法に納得してから契約を選びましょう。