ペットクリーニングの料金は、犬の大きさよりも、掃除する場所・素材・汚れの状態で変わります。ここで扱うのは、犬を洗うサービスではなく、犬と暮らす家の床やカーペット、ソファなどの清掃です。
「一部屋いくら」だけで比較すると、ソファの洗浄や尿の処理が別料金になることがあります。何をどこまで改善したいかを決め、同じ作業範囲で見積もりを比べましょう。
料金表を見る前に、清掃する物と範囲をそろえる
床の面積で計算するサービスと、ソファ一脚ごとに計算するサービスは、そのまま金額を比べられません。まず依頼内容を分けると、必要な費用を整理できます。
| 依頼する場所 | 見積もりで伝える条件 |
|---|---|
| フローリング | 面積、床材、既存のワックスやコーティング、家具の移動範囲 |
| カーペット・ラグ | 広さ、素材、敷き込みか取り外せるか、裏面までの汚れ |
| ソファ・椅子 | 素材、座席数、クッションの取り外し可否、汚れた面 |
| 尿や嘔吐物の跡 | 発生場所、時期、繰り返しの有無、自分で使った洗剤 |
リビング全体の写真と汚れの近接写真に加え、製品タグや床材の品番も送ります。「犬のにおいがする」だけより、寝床付近なのか、排泄したソファなのかを分けた方が相談を進めやすくなります。
公開料金は素材と地域、最低受注額まで確認する
実際の料金表も、同じ家具なら一律とは限りません。ダスキンの公式表示では、布製ソファ3人掛けの標準料金はS・Aエリアが11,874円から、Bエリアが10,477円からです(税込、2026年10月23日確認)。
これはファニチャークリーニングの表示例であり、ペットの尿の完全除去を約束する価格ではありません。地域区分や追加作業を含め、依頼先の見積もりで確定させます。
単価が安くても、最低受注額があれば単価どおりには依頼できません。一点だけ頼む場合は、訪問一回の支払総額を聞きましょう。
出張料、駐車場代、土日や夜間の加算、消費税の扱いも確認します。複数箇所をまとめる場合は、セット価格になるのか、単純な合算なのかで比較が変わります。
追加料金は汚れの深さと作業条件で分ける
ペットがいるだけで必ず加算されるわけではありません。通常清掃に含まれない処理や、現場で必要になる作業を項目ごとに確認します。
染み抜きと消臭は別の目的として聞く
見える染みを薄くすることと、においの原因を取り除くことは同じではありません。尿が裏面まで浸透したカーペットは、クリーニングでも完全ににおいを除けない場合があるとダスキンも説明しています。
「消臭一式」という項目があれば、対象面、処理方法、追加回数、改善しなかった場合の扱いを聞きます。床下やソファ内部など、今回の清掃で触れられない部分も明記してもらいましょう。
家具移動と乾燥後の対応も見落とさない
重い家具の移動、ワックスの剥離、特殊素材への対応は、標準作業に含まれるか確認が必要です。乾燥を待って再訪問する場合は、その費用と日程も見積もりに入れます。
現地で増える作業は、開始前に承認する
写真だけで金額が確定しない場合は、当日の確認後に最終見積もりを受け取ります。追加が必要なら、理由・金額・断った場合にできる範囲を聞いてから決めましょう。
見積もり例で、必要な予算を組み立てる
次は計算方法を示す架空の例です。相場や特定業者の料金ではありません。各項目を税込として、追加条件も合意済みと仮定しています。
| 作業・費用 | 架空の見積額 |
|---|---|
| 床清掃・指定した範囲 | 12,000円 |
| 布製家具の指定面の洗浄 | 8,000円 |
| 駐車場代 | 1,000円 |
| 支払総額 | 21,000円 |
この例で総額を18,000円以内にしたいなら、未承認の追加作業を減らすだけでは足りません。床の対象範囲を絞れるか、家具を別日にするかを再見積もりします。汚れの原因が家具なら、床だけ先に頼んでも目的を満たせないことがあります。
予算は「清掃代」と「清掃中に生活を維持する費用」を合わせて決めます。犬の一時預かりや、乾くまで使う別の寝床が必要なら、その手配も含めましょう。
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問い合わせには、優先順位と上限額を添える
全体清掃を一度に頼むか迷う場合は、最も困っている場所を一つ決めます。においの原因が未特定なら、広範囲の契約前に現地確認が可能か聞きます。
見積もり依頼に添える内容
- 清掃したい物の寸法・素材と写真
- 汚れの時期、範囲、使った洗剤
- 改善したいことと優先する場所
- 家具移動、駐車、給排水の条件
- 犬の退避場所と使いたい時間帯
- 税込の希望上限と、追加前の連絡希望
見積書が届いたら、対象範囲・できない作業・総額・追加条件・乾燥後の利用条件を並べて確認します。安い見積もりに必要な作業が抜けていないかを見てから、依頼先を決めましょう。