10歳になると、犬種や体格によってはシニア期の変化がはっきりしてくることがあります。以前より疲れやすい、寝る時間が増えた、段差を嫌がるなどの変化があれば、運動、生活環境、ケア方法を見直しましょう。
無理に若い頃と同じ生活を続けるのではなく、今の体力に合う暮らしへ調整することが大切です。
運動量を見直す
10歳では年齢だけを理由に運動を減らすのではなく、歩き方や疲れ方、体調を見ながら現在の運動量を確認します。その日の状態に合わせて無理なく調整します。
散歩後の疲れ方を見る
以前より回復に時間がかかっていないか確認します。
短時間に分ける
一度に長く歩くのが負担なら複数回へ分ける方法があります。
平坦な道を選ぶ
急な坂や階段を避け、歩きやすいコースを選びます。
無理な運動を避ける
ジャンプや急な方向転換など負担が大きい動きを控えます。
生活環境を見直す
長く慣れた住環境でも、段差や滑りやすい床、寝床までの動線が今の体に負担になっていないか見直します。現在の動きやすさを基準に環境を確認します。
滑りにくい床にする
立ち上がりや方向転換で滑りにくい環境を作ります。
段差を減らす
ソファや階段の上り下りが負担ならスロープなどを検討します。
寝床を見直す
体を支えやすく、立ち上がりやすいベッドか確認します。
休める場所を増やす
静かで温度管理しやすい休息場所を複数用意します。
毎日のケアを見直す
ブラッシングや歯、耳、爪などの日常ケアを続けながら、皮膚や体の触り心地など普段との違いにも目を向けます。ケアを体の変化に気づく機会にします。
ブラッシングで皮膚を見る
被毛だけでなく、しこりや赤みなども確認します。
歯と口を確認する
口臭、歯石、食べにくそうな様子がないか見ます。
爪と足裏を見る
爪の長さや肉球の状態を定期的に確認します。
排泄後のケアを見る
失禁や汚れが増えた場合は皮膚を清潔に保ちます。
健康管理を見直す
食欲や排泄、元気、体重などを普段から把握し、気になる変化を高齢だからと決めつけないことが大切です。続く変化は自己判断だけで済ませないようにします。
体重と筋肉量を見る
体重だけでなく、背中や脚の筋肉が落ちていないか確認します。
健康診断を続ける
年齢や健康状態に合う健診頻度を動物病院へ相談します。
飲水と排泄を見る
水を飲む量、尿量、便の状態の変化を確認します。
行動変化を記録する
夜鳴き、睡眠時間、散歩への反応など普段との違いを記録します。
| 見直す項目 | ポイント |
|---|---|
| 運動 | 疲れ方・回数・コース・負担 |
| 環境 | 床・段差・寝床・休息 |
| ケア | 皮膚・歯・爪・排泄 |
| 健康 | 体重・筋肉・健診・行動 |
10歳の犬との暮らしでは、若い頃と同じ生活を続けるより、今の体力と体調に合わせて少しずつ調整することが大切です。日常の小さな変化を見逃さないようにしましょう。

