自力で寝返りを打ちにくい老犬では、同じ場所に長時間圧力がかかり、床ずれが起こることがあります。特に骨が出ている部分は皮膚の赤みや毛の薄れなどを毎日確認することが大切です。
寝床の工夫だけで完全に防げるとは限らないため、体位変換や皮膚の清潔、栄養状態なども含めて動物病院へ相談しながら介護しましょう。
床ずれができやすい場所を確認する
骨が当たりやすい部分を重点的に観察します。
肩・肘
横向きで寝る犬では床面に当たりやすい部分です。
腰・骨盤
痩せた犬では骨が突出して圧力が集中しやすくなります。
足首周辺
長時間同じ姿勢の場合は皮膚状態を確認します。
皮膚の変化
赤み、脱毛、ただれ、傷などがあれば早めに動物病院へ相談します。
寝床を整える
体圧を分散し、清潔を保ちやすい環境を作ります。
介護マット
体圧分散を考えたマットを検討します。
厚み
底付きせず、立ち上がりを妨げない硬さと厚みを選びます。
防水
失禁がある場合は防水性と洗いやすさを確認します。
しわ
シーツやタオルの大きなしわが皮膚へ当たり続けないよう整えます。
体位を定期的に変える
自力で寝返りできない場合は介助を考えます。
左右を入れ替える
同じ場所への圧力が続かないよう姿勢を変えます。
体位変換の間隔
犬の状態によって適切な間隔が異なるため獣医師へ相談します。
クッション
必要に応じて身体を支えるクッションを使います。
無理に動かさない
痛みや骨・関節の問題がある犬では安全な動かし方を確認します。
皮膚と全身状態を管理する
床ずれ対策は寝床だけではありません。
清潔
尿や便で皮膚が汚れたら優しく清潔にします。
乾燥
皮膚が湿った状態が続かないようにします。
栄養
食欲や体重が落ちている場合は食事について獣医師へ相談します。
傷の処置
床ずれができた場合は自己判断で薬を塗らず、動物病院で診てもらいます。
まとめ|体圧分散・体位変換・皮膚チェックを組み合わせる
老犬の床ずれ対策では、体圧を分散しやすい寝床を整え、同じ姿勢が続かないようにすることが重要です。
皮膚の赤みや傷を毎日確認し、自力で寝返りできない犬では体位変換の方法や間隔を獣医師へ相談しましょう。

