犬がシニア期を迎えたら、食事だけでなく運動、体重、睡眠、排泄、被毛、口腔などを毎日観察することが大切です。年齢だけで一律にフードを変更するのではなく、健康状態と体型に合わせて見直します。
AAHAではシニア犬について、体重やボディコンディションだけでなく筋肉量を評価し、必要に応じて栄養調整することを推奨しています。
食事と体型を安定させる
シニア期の毎日のケアでは、まず食事量や体型の変化を確認し、普段の状態を把握します。日々の食事と体型を継続して確認します。
食事量を定期的に見直す
シニア期はエネルギー必要量が変化するため、体重と体型を見ながら給与量を調整します。
筋肉量も確認する
体重が同じでも筋肉が減って脂肪が増えることがあるため、体型と筋肉の状態を確認します。
食べにくさを確認する
歯や口の状態、粒の大きさなどを見て、食事が負担になっていないか確認します。
急な食事変更を避ける
新しいフードへ切り替える場合は、体調を見ながら段階的に行います。
運動は無理なく続ける
運動は若い頃と同じ量にこだわらず、愛犬の様子を見ながら続けられる範囲を考えます。無理をさせず状態に合わせて調整します。
年齢と体力に合わせる
若いころと同じ運動量を目標にせず、現在の体力に合わせます。
歩き方を観察する
散歩中の歩幅、立ち上がり、階段などの変化を記録します。
滑りにくい環境を作る
室内の床にマットを敷くなど、転倒しにくい環境を整えます。
運動後の疲れ方を見る
翌日まで疲労が残る場合は、運動量を見直します。
ケア用品をシニア仕様に見直す
年齢とともに生活動作が変わってきたら、今使っている用品が扱いやすいかも見直します。現在の動きに合う用品か確認しましょう。
寝床の出入りを楽にする
段差が少なく、立ち上がりやすいベッドを選びます。
食器の高さを確認する
姿勢がつらそうな場合は、食べやすい高さを検討します。
滑り止め用品を活用する
フローリングなどで足が滑る場合は、マットなどで環境を整えます。
グルーミングを短時間にする
長時間同じ姿勢を続ける負担を避け、短時間でこまめに行います。
毎日の変化を記録する
小さな変化は日々の記憶だけでは比較しにくいため、食事や行動などを簡単に残しておくと役立ちます。普段との違いに気づける記録を続けます。
食欲と飲水を見る
食事量や水を飲む量の変化を記録します。
排泄を確認する
便や尿の回数、量、状態の変化を確認します。
行動と睡眠を見る
夜間に落ち着かない、反応が変わったなどの変化を記録します。
定期健診につなげる
シニア犬では健康状態の変化を早く把握するため、定期的な診察や検査について獣医師と相談します。
| 毎日の確認 | 見るポイント |
|---|---|
| 食事 | 食欲・給与量・食べやすさ |
| 運動 | 歩き方・疲れ方・活動量 |
| 体型 | 体重・筋肉・脂肪 |
| 生活 | 排泄・睡眠・行動 |
シニア犬のケアは、特別な用品を増やすことより、毎日の小さな変化を記録して必要なタイミングで食事や環境を調整することがポイントです。

